Apacheのprefork設定とKeepAlive設定でサーバダウンを防ぐ方法
2024/02/22
WordPressを設置しているサーバーが、ここのところ連日でピークタイム時にダウンしていた。ちょっと前からPVが大幅に増えていたのでその影響だと考えられ、apacheの設定で対応できるんじゃないかと思った。以下に対応内容と調べたことのメモ。
httpd.confの書き換え
httpd.confのpreforkとKeepAlive設定を以下の通り変更することで改善された。
#preforkの値を以下に変更 <IfModule prefork.c> StartServers 50 MinSpareServers 50 MaxSpareServers 50 ServerLimit 50 MaxClients 50 MaxRequestsPerChild 50 </IfModule> #OnからOffに変更 KeepAlive Off
prefork設定
preforkの値はMaxRequestsPerChild以外、同じにするのが良いらしい。同じ値するとして、その値を求めるには「サーバーのメモリ量 > httpd1つあたりの値 * MaxClientsの値 + 他プロセスの値」にするとのこと。
http1つあたりが大体20~30MBぐらいなので、最初は余裕を見て30MBとする。他プロセスについてはわからないけど、とりあえずは4分の1にあたる500MB残すとなるとMaxClientsは50程度になるかと。
この設定だけで様子を見たところ、Googleアナリティクスにあるリアルタイムのアクティブユーザー数で200人ほどまでは、ロードアベレージが2前後で耐えられていた。ただ、200人を少し超えたところでロードアベレージが4ほどまで上がってきた。
KeepAlive設定
ピークタイム以外でKeepAliveをOffにしてみたところ、体感だけどページの表示速度が遅くなったように感じられた。なので、KeepAliveはOnのままKeepAliveTimeoutを8から2に減らし、prefork設定をした上で様子を見たけど上記の通りロードアベレージが4まで上がった。
数分待ってみたがロードアベレージが下がらなかったので、KeepAliveをOffにしたところ1~2あたりまで下がった。
参考
http://blog.nomadscafe.jp/2010/09/apachestartservers-minmaxspareservers-maxclients.html
関連記事
-
iptablesが動いているか確認する方法
iptablesが動いているか確認する方法が分からなかったのでメモ。 servi ...
-
OpenLightSpeedを触ってみた感触と使いどころについて
ここのところOpenLightSpeedを色々試してみた。「Apacheとの互換 ...
-
AlmaLinuxでディレクトリのツリー構造を表示させる方法
システムのディレクトリ構造を説明する際に「└」「├」のような記号を用いて手動で書 ...
-
複数(PHP / metaタグ / htaccess)の方法で301リダイレクト
サイトのディレクトリやファイル名を大幅に変えるという案件があった。それ自体は問題 ...
-
サーバー監視はNew Relicが楽に導入できて便利
サーバー監視はNew Relicが楽に導入できて便利だった。メモリ使用率やCPU ...