wp_mail関数でエンベロープFrom(Return-Path)が指定できない場合の対応方法
WordPress内に設置されたお問い合わせのフォームようなシステムでエンベロープFrom(Return-Path)を指定してほしいという要望を受けた。ソースコードを見てみるとwp_mail()というWordPress用の関数が使われていた。以下に対応方法をメモ。
目次
エンベロープFromって何?
要望を受けた際にまず「エンベロープFromって何?」と思った。調べたところReturn-Pathと同義っぽい。
詳細についてはこちらのサイトが分かりやすい。
wp_mail()ではエンベロープFrom(Return-Path)を指定できない
こちらのサイトによるとwp_mail()関数はエンベロープFrom(Return-Path)を指定できない模様。
対応方法はざっと調べたところ3パターンあり以下詳細。
対応方法
PHPのmb_send_mail関数に書き換える方法
PHPのmb_send_mail関数に書き換え第5引数にエンベロープFrom(Return-Path)を指定する。具体的には以下のような形。
<?php
mb_language('ja');
mb_internal_encoding('UTF-8');
$from = 'from@test.com';
$to = 'to@test.com';
if( mb_send_mail($to, 'subject', 'body', "From: {$from}\r\n", "-f{$from}") ){
//成功時処理
}else{
//失敗時処理
}
今回はこの方法を取った。
phpmailer_initフックを利用する方法
こちらのサイトによるとphpmailer_initというアクションフックを用いてエンベロープFrom(Return-Path)を指定できるみたい。具体的には以下のような形。
function set_return_path( $phpmailer ) {
$phpmailer->Sender = 'from@test.com';
}
add_action( 'phpmailer_init', 'set_return_path' );
wp_mail( $to, $subject, $body );
WP Mail SMTPプラグインを利用する方法
WP Mail SMTPプラグインを利用することでエンベロープFrom(Return-Path)を指定できるみたい。
「設定画面→一般→返信パス」のところが当該設定になるかと思われる。
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