勉強したことのメモ

Webエンジニア / プログラマが勉強したことのメモ。

JavaScriptでbodyタグ内に特定のClass要素が追加された際イベントを発火させる方法

   2023/05/12  JavaScript

ASPを使用したサイトでページ内に特定のClass要素が追加された際にJSでイベントを発火させたいという案件があった。通常であればClass要素を追加する際に当該イベントを実行すればよさそうだが、Class要素を追加する部分をASP側で制御していたため通常の方法が取られなかった。以下に対応方法をメモ。

 

MutationObserverを使用する

DOMの変化を監視するMutationObserverという機能を使うのが良さそう。以下リファレンス。

https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/MutationObserver

 

ソースコード

<html lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">
<title>MutationObserverのテスト</title>
</head>
<body>

    <p id="msg"></p>

    <script>
    const body = document.body;

    //監視開始
    const observer = new MutationObserver(records => {

        //.testというClassを見つけた場合
        if( document.querySelector('.test') !== null ){

            //監視を終了し、アラートを表示
            observer.disconnect(alert('success!'));
        }
    });

    observer.observe(body, {
        childList: true, //直接の子要素をチェック
        subtree: true //全ての子孫要素をチェック
    });

    //5秒後に#msg内に.test要素を挿入
    setTimeout(function(){
        const msg = document.getElementById('msg');
        msg.innerHTML = '<span class="test">msg</span>';
    }, 5000);

    </script>
</body>
</html>

上記の場合だとページを表示した5秒後に<p id="msg">内に<span class="test">が挿入され、それをMutationObserverで見つけてアラートを表示するという内容。念のため以下サンプルページ。

https://taitan916.info/sample/MutationObserver/

 

所感

MutationObserverというのは知らなかったため最初はsetIntervalで無理やり監視する形を取ろうとしたが、ソースコードの見た目やブラウザへの負荷的な面でどうなのかと悩ましかった。今回のようなケースはあんまり無さそうではあるがJSでDOM監視ができるというのは覚えておきたいところ。

 - JavaScript

  関連記事

バニラJavaScriptでdisplay:none/blockの切り替え方法

指定要素の表示非表示を切り替える場合jQueryだとhide/show使うか、t ...

vimeoの動画URLからサムネイル画像用URLを取得する方法(oEmbed API)

vimeoの動画URL(https://vimeo.com/xxxxx)からサム ...

サイトをダークモード対応させる「Darkmode.js」ライブラリの利用方法

サイトをダークモード対応させる場合、CSSで色々指定しないといけないと思っていた ...

JavaScriptでlocalStorageを簡単に操作できる「store.js」ライブラリの利用方法

以前Dexie.jsを利用してIndexedDBを取り扱う方法をメモしたが、今回 ...

バニラJS対応(jQuery非依存)の画像遅延読み込みライブラリ「lazysizes」の利用方法

あるサイトのコーディングデータを貰った際に「lazysizes」というJavaS ...