サーバーリソース監視にsar(sysstat)が便利だった
2024/02/25
過去にサーバーリソース監視のmuninとかcactiを何度か入れようとして挫折していたけど、簡単に導入できるものがあった。
導入方法
#sysstatの導入 yum -y install sysstat #自動起動設定 chkconfig --add sysstat #起動設定確認 chkconfig --list sysstat #sysstatの起動 service sysstat start
yumのインストールだけだと「Cannot open /var/log/sa/sa02: No such file or directory」みたいなエラーが出たので、自動起動設定と起動を忘れずに行う。
必要に応じて設定(デフォルトのままでも問題なし)
監視する間隔を設定する場合は以下の通り。
#CRON設定のファイルを開く vi /etc/cron.d/sysstat #以下の部分を書き換える。デフォルトだと10分間隔 */10 * * * * root /usr/lib/sa/sa1 1 1
設定ファイルは以下。
/etc/sysconfig/sysstat
HISTORYの項目で保存期間を設定できる。デフォルトで28日になっていたので、そのままで大丈夫そう。
ログの保存場所
以下に保存される。
/var/log/sa
sarXXとsaXXみたいな形で保存されておりXXの部分は日付になっている。2日ならsar02とsa02。saXXがテキストでsarXXがバイナリ形式っぽい。
コマンドについて
#ロードアベレージの表示 sar -q #CPU使用状況の表示 sar -u #メモリ使用状況の表示 sar -r #本日20時以降のメモリ使用状況の表示 sar -r -s 20:00:00 #本日20時以前のメモリ使用状況の表示 sar -r -e 20:00:00 #20日のメモリ使用状況の表示 sar -r -f /var/log/sa/sa20 #20日の19時から20時までのメモリ使用状況の表示 sar -r -f /var/log/sa/sa20 -s 19:00:00 -e 20:00:00
グラフ化したい
ログをローカルに落としてきて見る方法とブラウザで見る方法があった。
ローカルで見るのはkSarというツールを使うみたいだけどうまいこといかなかった。多分ローカルで見なければいけない状況というのはサーバーが落ちている時だと思うんだけど、何とかしてログを落としてきて直接見るしかなさそう。
ブラウザで見る方法としては以下からファイルをダウンロードし、適当なディレクトリにアップロードするだけ。「http://hogehoge.com/アップロードしたディレクトリ/sysgraph.php」でアクセスすれば見られる。
Sysstat Graphical Viewer
http://koujinogaku.github.io/php/sysgraph.html
参考サイト
関連記事
-
IPアドレスでサイトを表示させないようにする方法
http://aaa.comというドメインを111.222.333.444という ...
-
SSLのセキュリティ設定について(ssl.conf)
SSLのセキュリティ設定をする事があった。指定されたファイルに指定された内容を書 ...
-
WordPressサイトのロードアベレージが高い際の対応方法
あるWordPressサイトのロードアベレージが先月ぐらいまでは通常0.5前後で ...
-
firebugで「CORS を有効にすると解決できます」と表示される際の対応方法
Aサーバーにjsとかcssとか画像とかを置いて、Bサーバーで呼び出す際にちゃんと ...
-
Apacheのログを見やすくする(ApacheLogViewer)
サーバのリソース監視をしていると寝ている時間にロードアベレージが跳ね上がっていた ...