WordPressを停止しないままサーバ移設する方法
WordPressを設置しているサーバのリソースがそろそろ危ういので移設を検討する必要があった。以下条件で移設の練習をしたのでメモ。
■条件
・運用中のサイトは停止させない
・既存、移設先サーバともにphpMyAdminは未設置
・出来るだけ早く対応したい
既存サーバはAサーバ、移設先はBサーバとし、ディレクトリは/hoge/wp/とする。以下が作業手順。
■ファイルをダウンロード
まとめてzip圧縮してダウンロードする。
AサーバにSSHで接続し、
zip wp.zip -r /hoge/wp
で圧縮。teratermのSCPでダウンロードする。
■ファイルをアップロード
Bサーバにアップロードする。
zipしたファイルをteratermのSCPかFTPでアップロードし、
unzip /hoge/wp.zip
で解凍する。また、必要に応じてユーザ及びグループを変更する。
chown -R testuser:testuser /hoge/wp
■MySQLのエクスポート
AサーバにSSHで接続して以下コマンドを記述。
mysqldump -u ユーザ名 -p ワードプレスのデータベース名 > /hoge/wp.sql
パスワードが聞かれるので入力するとhogeディレクトリにwp.sqlのエクスポートファイルが出力される。
■MySQLのデータベース作成・インポート
BサーバにSSHで接続し、MySQLにも接続する。で、以下コマンド。
CREATE DATABASE ワードプレスのデータベース名;
既に同一の名前が使われている場合は違うデータベース名でもOK。
BサーバにFTPでもなんでもいいので、先ほど作成したwp.sqlのエクスポートファイルをアップロードしておく。ここでは/hoge/wp.sqlに置いてあるものとする。
use ワードプレスのデータベース名; source /hoge/wp.sql
でインポート完了。
■WordPress設定の変更や微調整
AサーバとBサーバでデータベース名やユーザ名などのアカウント情報が異なる場合はwp-config.phpを書き換える。
あと、この時点で「BサーバのIPアドレス/wp/」とかでブラウザに表示されるが、表示がおかしい場合はキャッシュ関連のプラグインの影響かも。「/wp-content/cache」というディレクトリがあるので中身を削除しておく。
■DNSの変更
AサーバにあてていたドメインをBサーバにあてなおす。切り替わるまで若干時間がかかる場合も。
関連記事
-
WordPressのウィジェットをTOPのみ等、特定のページだけ表示する方法
■やりたかった事 TOPページのみ任意のウィジェットを表示させ、記事ページやアー ...
-
WordPressにてパーマリンク設定のカテゴリーベースに関して
WordPressのパーマリンク設定でカテゴリベースを設定したかった。ここは変更 ...
-
WordPressでデータベース接続確立エラー発生時の対応方法
WordPressで「データベース接続確立エラー」というエラー表示がされた。大抵 ...
-
WordPressでカスタムフィールドとCSVファイル投稿する方法
WordPressでカスタムフィールド設定している環境に、CSVファイルアップロ ...
-
WordPressを外部サーバから投稿する方法
WordPressをダッシュボードからではなく、外部サーバのプログラムから投稿し ...