JavaScriptのライブラリ「crypto-js」を使用して暗号化・復号化・ハッシュ化する方法
JavaScriptにてCookie等にデータを保存する際に暗号化したものを保存したかった。また、Cookieから取り出して利用する際には復号化させたかった。「crypto-js」ライブラリを利用することで実装できる模様。ついでにハッシュ化もできるようなので、暗号・復号化とあわせてそれぞれ実装方法をメモ。
crypto-js
GitHub
https://github.com/brix/crypto-js
CDN
CDNで使う場合は以下を記述する。
<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/crypto-js/4.2.0/crypto-js.min.js"></script>
異なるバージョンを使用したい場合は以下から探す。
https://cdnjs.com/libraries/crypto-js
利用方法
変数の暗号化・復号化
const pass = 'testpass'; const key = 'key'; //暗号化 const encrypt = CryptoJS.AES.encrypt(pass, key).toString(); console.log(encrypt); //U2FsdGVkX195kzP1KMjcumMaKUOIWPjpva0nymmb5A8= //復号化 const decrypt = CryptoJS.AES.decrypt(encrypt, key).toString(CryptoJS.enc.Utf8); console.log(decrypt); //testpass
オブジェクトの暗号化・復号化
const obj = {name : '鈴木', age : 20};
const key = 'key';
//暗号化
const encrypt = CryptoJS.AES.encrypt(JSON.stringify(obj), key).toString();
console.log(encrypt); //U2FsdGVkX18LG267ajuryepk0ZKmHbbW/s5WAoKzXFRYecrSryj7Re/Sz+LvGLF6
//復号化
const decrypt = JSON.parse(CryptoJS.AES.decrypt(encrypt, key).toString(CryptoJS.enc.Utf8));
console.log(decrypt); //Object { name: "鈴木", age: 20 }
ハッシュ化
const pass = 'testpass'; //ハッシュ化 const hash = CryptoJS.SHA256(pass).toString(); console.log(hash); //13d249f2cb4127b40cfa757866850278793f814ded3c587fe5889e889a7a9f6c
実用例
本ライブラリの実用例としてhtpasswd生成ページを作成した。内容としてはSHA-1で暗号化したものをBase64エンコードするというものになる。
関連記事
-
-
円形のプログレスバーをprogressbar.jsで実装する方法
円形のプログレスバーを実装したかった。CSSだったり画像を用いたりする方法もあっ ...
-
-
JavaScriptにて数値のカウントアップ及びカウントダウンを表示する「countUp.js」ライブラリの利用方法
だいぶ前にバニラJSにて数値のカウントアップ及びカウントダウン表示を行う方法をメ ...
-
-
JavaScriptにて「loglevel」ライブラリを利用して環境及びレベルによりログを出し分けする方法
JavaScriptにて何らかの確認の際にconsole.logを使うことが多い ...
-
-
Push.jsを用いてプッシュ通知を実装&Web Audio APIで通知音も鳴らす方法
プッシュ通知(デスクトップ通知)を実装してみたい。また、通知の際は分かりやすいよ ...
-
-
バニラJavaScriptでリッチなセレクトメニュー(プルダウン)を実装できる「Tom Select」の利用方法
先日バニラJavaScriptでリッチなセレクトメニュー(プルダウン)を実装でき ...