JavaScriptで配列をコピー後に値変更した際、元の配列の値も変更される点を解消する方法
JavaScriptで配列をコピー後に値変更した際、元の配列の値も変更されてしまう。「const array1 = array2」のようにコピーすると配列の中身が入るわけではなく、インスタンスを参照するアドレスが入るため書き換わってしまう模様。スプレッド構文というもので対応できるようなので以下に実装方法をメモ。
ソースコード
NGケース
const test_array1 = [100, 200]; const test_array2 = test_array1; test_array2[0] = 300; console.log(test_array1); //Array [ 300, 200 ] console.log(test_array2); //Array [ 300, 200 ]
感覚的にはtest_array2のみ書き換わりそうだけどtest_array1も書き換わるというNGケース。
OKケース
const test_array1 = [100, 200]; const test_array2 = [...test_array1]; test_array2[0] = 300; console.log(test_array1); //Array [ 100, 200 ] console.log(test_array2); //Array [ 300, 200 ]
test_array2のみ正常に書き換わった点が確認できる。
スプレッド構文
リファレンス
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Operators/Spread_syntax
使いどころ
今回のような配列のコピー以外では以下参考サイトが分かりやすい。
https://zenn.dev/robon/articles/4dd535ecb71d27
https://qiita.com/Nossa/items/e6f503cbb95c8e6967f8
所感
スプレッド構文について使いどころがイマイチ分からず、またあまり見慣れない構文のため敬遠していたが、今回のようなピンポイントな使いどころが分かったのは勉強になった。
関連記事
-
-
aタグにてhref属性の「javascript:void(0);」の代替手段について
aタグにJavaScriptやjQueryでイベントを割り当てたい場合、href ...
-
-
javascriptでランダム英数字
やりたかった事はjavascriptでランダム英数字の羅列を取得。 ■参考サイト ...
-
-
reCAPTCHA v2でAjaxは使わずにチェック状況を確認する方法
reCAPTCHA v2を実装する案件があり以前の記事を参考に組み込んでみたもの ...
-
-
javascriptでのエラーログ
PHPでのエラーログ取りが思いのほか便利だったので JSについても簡単にログ取り ...
-
-
JavaScriptで画像読み込み完了のタイミングを検知する「imagesLoaded」ライブラリの利用方法
大き目のサイズの画像をページに設置すると読み込み完了まで時間がかかる。その画像が ...