PHPでファイルアップロード時にディレクトリトラバーサル攻撃の対策をする方法
あるシステムのセキュリティ対策としてディレクトリトラバーサル(Directory Traversal)攻撃対策をしてほしいと要望を受けた。ディレクトリトラバーサル攻撃というワード自体把握していなかったのでその辺りの詳細とPHPでのファイルアップロード時の対策方法をメモ。
ディレクトリトラバーサル(Directory Traversal)とは
ファイル名を扱うようなシステムに対し「../」のような特殊な文字列を送信することで通常ではアクセスできないファイルやディレクトリの内容を取得もしくは書き換えるといった攻撃のこと。
対策方法
basename関数でファイル名のみ取り出すことで対策できる模様。
#NGパターン $filename = './upload/' . $_FILES['test_file']['name']; #OKパターン $filename = './upload/' . basename($_FILES['test_file']['name']);
所感
普段ファイルアップロードする際は「ランダム英数+タイムスタンプ」といったファイル名にリネームしているので特に影響はなさそうだけど、そのままのファイル名でアップロードする必要が出てきた場合は上記の対策を取るようにしたい。
参考サイト
関連記事
-
PHPで日付の比較
以前に「締切日を設けて、今日の日付と比較して分岐させる」というもので 日付の比較 ...
-
Mailtrap & PHPMailerでメールサーバ無しの環境でもメール送信テストを行う方法
開発環境等メールサーバが無い環境でメール送信テストを行う際にMailtrapとい ...
-
PHPでvar_dumpをツールバー形式で表示するライブラリ「Kint」の使い方
PHPでvar_dumpを見やすくするためにdBugライブラリを利用しているが、 ...
-
PHPとSQLiteで簡易BBSの作成
PHPとSQLiteの練習で簡易掲示板を作ったのでメモ。 目次1 ...
-
mp3ファイルのアップロードと再生方法
mp3ファイルをformでアップロードしたかったのと、Webサイト上で再生したか ...