勉強したことのメモ

Webエンジニア / プログラマが勉強したことのメモ。

PHPのOpenSSL関数で文字列の暗号・復号化を行う方法

  PHP

だいぶ前にPHPでBlowfishアルゴリズムを用いた暗号化と復号化する方法をメモしたが、そちらはPearのCrypt_Blowfishパッケージというものを導入する必要があった。今回はパッケージの導入等は無しでPHPのデフォルトの機能で何とかしたかった。以下に対応方法をメモ。

 

対応方法

ソースコード

<?php
$data = '暗号化したい内容';
$method = 'AES-256-CBC';
$key = openssl_random_pseudo_bytes(16);
$options = 0;
$iv = openssl_random_pseudo_bytes(16);

$encrypt = openssl_encrypt( $data, $method, $key, $options, $iv );
var_dump($encrypt); //string(44) "Nopuo9XSg1/jWW4BEyXyG+JJu3ND6m2EfCAoFaUcOGg="

$decrypt = openssl_decrypt( $encrypt, $method, $key, $options, $iv );
var_dump($decrypt); //string(24) "暗号化したい内容"

注意点

上記ソースコードでは$key / $ivをopenssl_random_pseudo_bytes関数を用いてランダムな文字列を生成しているが、実際に使用する場合はランダムな文字列を生成後にデータベース等に登録する必要がある点に注意する(ページを跨いだ際に文字列が再生成されて復号化できなかったりするため)。

 

リファレンス

openssl_encrypt

https://www.php.net/manual/ja/function.openssl-encrypt.php

openssl_decrypt

https://www.php.net/manual/ja/function.openssl-decrypt.php

openssl_random_pseudo_bytes

https://www.php.net/manual/ja/function.openssl-random-pseudo-bytes.php

 - PHP

  関連記事

PHPバージョンが古くjson_decodeが使えない際の対応方法(Services_JSON)

PHPのバージョンが古くてjson_decodeが使えないという状況があった。ま ...

エラー処理を1ページにまとめる

できるだけまとめておいた方が効率よさそうなのでメモ。 メインのフォルダにlogs ...

PHPで「Warning: date(): It is not safe to…」エラーの対応方法

PHPでdate関数を使った際に「Warning: date(): It is ...

PHPでランダムな値を取得したいケース諸々の対応方法

テストデータを作成する際にランダムな値を入れたかったけど、色々ケースがあったので ...

PHPにて「一億二千万」等の漢数字と通常の数字(アラビア数字)の相互変換を行う方法

PHPにて漢数字と普通の数字の相互変換を行いたい。例えば「123465789」⇔ ...