PHP8系で関数の引数が設定しやすくなる名前付き引数について
PHP8系で名前付き引数が導入されたということを最近知った。今までは「第〇引数」のように位置で指定する必要があり「第1は飛ばして第2引数を指定したいのに……」というケースが多々あって面倒だったため連想配列を一つ渡して関数内で色々チェックしていたが、名前付き引数はその辺を解決できるっぽい。以下に利用方法をメモ。
利用方法
ソースコード
<?php
//型宣言無し
function testFunc($name, $age, $flg){
echo $name . 'さんの年齢は' . $age . '歳です。フラグは' . $flg . 'です。';
}
//普通に使う場合
testFunc(name: '山田', age: 20, flg: true); //山田さんの年齢は20歳です。フラグは1です。
//引数の順番を変えても大丈夫
testFunc(age: 30, flg: false, name: '鈴木'); //鈴木さんの年齢は30歳です。フラグはです。
//型宣言あり
function testFunc2(string $name = '', int $age = 0, bool $flg = false){
echo $name . 'さんの年齢は' . $age . '歳です。フラグは' . $flg . 'です。';
}
//普通に使う場合
testFunc2(name: '山田', age: 20, flg: true); //山田さんの年齢は20歳です。フラグは1です。
//型が合っていないのでエラー
testFunc2(name: 1, age: '山田', flg: 3);
リファレンス
名前付き引数
https://www.php.net/manual/ja/functions.arguments.php#functions.named-arguments
所感
まだPHP7系の環境も多いので完全に移行するのは難しいかも。ただ使い方は覚えておきたいところ。
関連記事
-
-
PHPにて配列の出力時にジェネレータを利用してメモリを節約する方法
PHPにて大量のデータが格納された配列をforeach等でループ処理するような場 ...
-
-
PHPとStripeを使ってサイト内でクレジットカード決済処理の実装方法
PHPとStripeの組み合わせでWebサービスにクレジットカード決済処理を導入 ...
-
-
PHPでファイルパスorフォルダパスの確認
PHPで画像とか触る際にフォルダのパス、ファイルのパスを 知りたいことがあったの ...
-
-
PHPから他サーバのAPIに対してPOST送信する方法
PHPから他サーバのAPIに対してPOSTでリクエストしたかった。GETだったら ...
-
-
MySQLでIPを整数値としてカラムに格納する
MySQLでIPを整数値としてカラムに格納しているケースがあった。今までIPが必 ...