第4のWebサーバLiteSpeed(有料版)とOpenLightSpeed(無料版)について

あるサイトをWappalyzerで調査していた際にWebサーバがApacheやNginxではなく「LiteSpeed」という見慣れない表示になっていた。これは何なのかと調べたところ第4のWebサーバと呼ばれるもので、Apacheとの互換性を持ちつつもNginx並みの処理速度を持つらしい。その他詳細をメモ。

公式サイト

LiteSpeed

https://www.litespeedtech.com/

OpenLiteSpeed

https://openlitespeed.org/

第4のWebサーバ

そもそもWebサーバはApacheとNginxしか知らないので第3は何なのか調べたところIIS(Internet Information Services)というものでWindowsサーバで使われるものらしい。なので1～4は以下の通り。

1. Apache
2. Nginx
3. IIS
4. LiteSpeed

LiteSpeedの特徴

ざっくりとした特徴としてはApacheとの互換性を持ちつつNginx並みの処理速度を持つWebサーバになる。

またWebminのようにWebブラウザ上からGUIで色々設定できる管理画面付き。さらにその管理画面は最初から日本語対応している。

色々いいとこどりなイメージだけどシェア率はまだまだ低い。こちらのサイトによると2024年の日本でのシェア率は4.4%の3位となっている。

LiteSpeed(有料版)とOpenLiteSpeed(無料版)の違い

公式サイトを見たところ特に気になる点としては以下2点。

1. LiteSpeedはApacheと完全互換だがOpenLiteSpeedはそうではない
2. OpenLiteSpeedだとhtaccess書き換え時に再起動の必要あり

また、こちらのサイトやこちらのサイトを見る限りOpenLiteSpeedだとhtaccess自体も制限がありそう。

その他違いの詳細はこちらのサイトが分かりやすかった。

所感

Apacheと互換性があるためNginxの勉強は面倒くさいけどWebサーバの処理速度を上げたいなんて場合に良さそう。

また、SSH接続によるCUI操作に未だ苦手意識があるので管理画面によるGUI操作ができるというのも最高。

OpenLiteSpeedもApacheと完全互換なら乗り換えを考えたんだけどhtaccessの制限もあるようだし悩ましいところ。

とはいえ使ってみないと分からないところも多いと思うので近いうちにVPSとかで試してみる。