FFFTPでサーバに接続後しばらくすると動作が不安定になる場合の対応方法
FFFTPにてサーバに接続後しばらくすると、ディレクトリ移動時にファイル一覧が取得できなかったりファイルをアップロード・ダウンロードできなかったりと接続が不安定になるケースがあった。尚、サーバによって不安定になったりならなかったりする。以下にFFFTP側での改善方法をメモ。
改善方法
「ホスト一覧→設定変更→特殊機能タブ」と進み以下を設定する。
- メインウィンドウのソケットを再利用のチェックを外す
- 接続維持用のコマンド同期に0~300を入力する
「接続維持用のコマンド同期」は当方の環境だと60秒に設定し、問題無く動作している。
サーバによって不安定になったりならなかったりする原因
こちらのサイトによるとFTPサーバ(vsftpd)側でのタイムアウト設定により異なるっぽい。以下項目が該当するみたい。
idle_session_timeout
制御接続において、FTPコマンドが何もない場合にタイムアウトと見なすまでの秒数。タイムアウトが発生した場合、リモートクライアントは蹴り出される。デフォルトは300秒。
data_connection_timeout
データ転送に何ら進捗がない場合に、タイムアウトと見なすまでの秒数。タイムアウトが発生した場合、リモートクライアントは蹴り出される。デフォルトは300秒。
その他
以下コマンドでvsftpdの設定状況を確認したところ、idle_session_timeout / data_connection_timeout共にコメントアウトされていたため、FTP操作を行わない場合デフォルトの300秒で接続が切れるみたい。
vi /etc/vsftpd/vsftpd.conf
vsftpd側で改善させたい場合はidle_session_timeout / data_connection_timeoutのコメントアウトを外し、適当な秒数に変更するのが良さそう。