phpdotenvライブラリを使用してPHPで.envファイルを読み込ませる方法
CodeIgniterを勉強していた際に各種設定は「.env」というファイルに記述していたが、素のPHPで作ったサイトでもこのような形で実装したい(セキュリティ面でこの方が良いらしい)。phpdotenvライブラリを導入することで対応できるそうなので以下に導入方法をメモ。
目次 [非表示]
phpdotenv
公式サイト
https://github.com/vlucas/phpdotenv
導入方法
phpdotenvのインストール
サーバにSSH接続し以下コマンドでインストールする。
composer require vlucas/phpdotenv
.envファイルの作成
以下を記述したファイルを.envという名前でアップロードする。
ID = "test_id" PASS = "test_pass"
.envファイルの読み込み
.envファイルと同ディレクトリに以下を記述したファイルをアップロードする。
<?php require_once 'vendor/autoload.php'; $dotenv = Dotenv\Dotenv::createImmutable(__DIR__); $dotenv->load(); //以下はtest_idが出力される var_dump($_ENV['ID']); var_dump($_SERVER['ID']); //以下はtest_passが出力される var_dump($_ENV['PASS']); var_dump($_SERVER['PASS']);
ブラウザで上記ページを開くとvar_dumpでの出力が確認できる筈。
注意点
数値やbool値は使用できない
こちらのサイトによると.envファイルはテキストとして扱われるため、数値やbool値は設定できない模様。
セキュリティ対策の必要あり
セキュリティ対策をしていない場合、ブラウザから.envファイルが閲覧できる点に注意。
以下のような形でセキュリティ対策を行う必要がある。
- ルートディレクトリより上に設置する
- Basic認証をかける
- .envファイルにアクセスできないようにする
.htaccessによる.envファイルへのアクセス拒否
<FilesMatch "^\.env"> deny from all </FilesMatch>
参考サイト
https://qiita.com/hm-om/items/a1dde0a333927eb9ed70
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