CentOS6系にMovableTypeをインストールする方法
2024/02/20
CentOS6系にMovableTypeをインストールしたかった。バージョン7系はインストールできたもののページが作成されず原因が特定できなかった。そのため6系のインストール方法と初期設定方法について以下にメモ。
目次
MovableTypeのダウンロード
旧バージョンをダウンロードする場合は以下ページを開き、「Branch: master」→「Tags」を選択し、ダウンロードしたいバージョンを選ぶ。今回は6.3.8を選択した。
https://github.com/movabletype/movabletype/
Apacheの設定
SSH接続して以下を行う。
#設定ファイルを開く vi /etc/httpd/conf/httpd.conf #以下のコメントアウトを外すか、最終行あたりに追記する AddHandler cgi-script .cgi .pl #ExecCGIを追記する <Directory /> Options FollowSymLinks ExecCGI AllowOverride None </Directory>
データベースの作成
今回はデータベース名をmtと想定する。adminer.php等でブラウザからMySQLを操作するか、SSH接続してデータベースを作成しておく。
MovableTypeのインストール
今回はインストールするディレクトリを「/var/www/html/mt」、ファイルが生成されるディレクトリを「/var/www/html」と想定する。ダウンロードしたMovableTypeのファイルを/var/www/htmlにFTP等でアップロードする。その後SSH接続し、
#ディレクトリに移動 cd /var/www/html #unzipで解凍 unzip movabletype-mt6.3.8.zip #ディレクトリ名変更 mv movabletype-mt6.3.8 mv #所有者の変更(user部分は適宜変更する) chown -R user:user mv
/var/www/html/mv内の拡張子.cgiのパーミッションを755に変更する。
CGIが動かない場合
この時点で「ドメイン/mt/mt-check.cgi」をブラウザから開くとCGIが動くはずだけど、Conohaでは動いてKAGOYAだと動かなかった。その場合は「/var/www/html/mt/」ディレクトリに以下を記述した.htaccessファイルをアップロードする。
Options +ExecCGI AddType text/html cgi AddHandler cgi-script cgi
MovableTypeの初期設定
ブラウザから「ドメイン/mt/」にアクセスし、画面の案内に沿って必要情報を入力していく。ウェブサイトパスに関してはパーミッション(755もしくは777)と所有ユーザに注意する。以上でインストール及び初期設定が完了した。
MovableTypeとは
今更だけどMovableTypeとは何なのかよく分かってないのでその辺もメモ。
MovableType(ムーバブルタイプ)はWordPressみたいなCMSになる。以下の点がWordPressとの大きな違いっぽい。
- perlで作成されている
- 一部を除いて有償
- ページを作成したときに静的ページが作成される
有償なのでサポートがあるというのは大きい。あとはWordPressに比べるとサーバの負荷やページ表示速度とかもあまり考えなくて良さそう。